両親やパートナーと不動産を
購入する際に、共有名義にすることができます。共有名義とは、名義人が共同で出資してその額に応じた所有持分で登記することです。
では、なぜ共有名義で不動産を
購入する人がいるのでしょうか。
今回は、不動産を共有名義にするメリットとデメリットについて解説していきます。
▼不動産を共有名義にするメリット
まず1つ目のメリットは、住宅ローン控除を二重で受けられるということです。夫婦で不動産を共有名義で
購入した場合、夫婦それぞれに住宅ローン控除が適用されます。
つまり、単独名義よりも所得税と住民税が減税されるので、納める税金が少なくなります。
そして2つ目のメリットは、
相続税の節税になるということです。単独名義で夫婦どちらかが死亡して
相続した場合、不動産の評価額がそのまま課税されます。
一方共有名義の場合、片方の持ち分に応じて課税されるので
相続税の節税になります。
▼不動産を共有名義にするデメリット
不動産を共有名義にするデメリットは、単独名義に比べて
売却しにくいということです。
不動産を
売却する際は、所有者の承諾が必要になります。つまり、夫婦が共有名義で不動産を
購入した場合は2人の承諾が必要なのです。
また、名義人の署名と捺印が必要なので、所有者が多いほど手続きが大変になります。
▼まとめ
不動産を共有名義で
購入すると節税対策になる一方で、
売却手続きが大変になります。
共有名義で不動産の
購入をお考えの方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。